マルテンサイト系ステンレス
(SUS420J2他)
取扱形状
用途
※NSSとは日鉄ステンレス株式会社の規格です。
区分 | 鋼種 | 特性 | 用途 | |
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SUS (JIS相当) |
NSS | |||
マルテンサイト系 | 403 | SUS 410の低Si鋼。高温高応力部品として良好。 | バルブシート | |
410 | 代表的13Crステンレス鋼、焼入硬化性は少ない。 | ターブンブレード、スプーン、フォーク | ||
410S | 410の炭素を0.08以下にしたもので加工性が良い。 | 器物、蒸留塔トレー | ||
410M4 | 広い温度範囲の焼入れで最高硬さHRC35を有する。 | ディスクブレーキ | ||
410M5 | Cu添加により焼き入れ後の形状安定性を改善したもの。 | ディスクブレーキ | ||
420J1 | 焼入れ硬化性および加工硬化性が大きい。 | 機械部品、 テーブルナイフ |
||
420J2 | 焼入れ硬化性および加工硬化性が大きい。 | テーブルナイフ、 ノギス、 定規、ハサミ |
||
WR-1 | SUS 420J2にNbを添加したもので、SUS 420J2より加工性、焼入れ後の耐食性に優れる。 | 織機部材 |
成分表
※NSSとは日鉄ステンレス株式会社の規格です。
区分 | 鋼種 | 主要化学成分(%) | |||||
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SUS (JIS相当) |
NSS | C | Ni | Cr | Mo | その他 | |
マルテンサイト系 | 403 | ≦0.15 | ≦0.60 | 11.50~13.00 | |||
410 | ≦0.15 | ≦0.60 | 11.50~13.50 | ||||
410S | ≦0.08 | ≦0.60 | 11.50~13.50 | ||||
410M4 | 0.04~0.10 | ≦0.60 | 11.50~13.50 | Si:0.10~0.40 Mn:0.50~1.00 |
|||
410M5 | 0.030~0.60 | ≦0.60 | 11.50~12.10 | Cu:0.70~0.90 | |||
420J1 | 0.16~0.25 | ≦0.60 | 12.00~14.00 | ||||
420J2 | 0.26~0.40 | ≦0.60 | 12.00~14.00 | ||||
WR-1 | 0.20~0.40 | ≦0.50 | 12.00~14.00 | Nb:0.30~0.50 |
特性表
物理的・機械的性質
※NSSとは日鉄ステンレス株式会社の規格です。
区分 | 鋼種 | 物理的性質 | 機械的性質 | ||||||||
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SUS(JIS相当) | NSS | 弾性係数X103N/mm2 | 質量g/cm3 | 平均熱膨張係数X10-6 cm/cm/℃ | 熱伝導度W/m・℃ | 硬さ試験 | 引張試験 | ||||
HRB | HV | 耐力 N/mm2 |
引張強さN/mm2 | 伸び % |
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20~100℃ | 100℃ | ||||||||||
マルテンサイト系 | 403 | 202 | 7.75 | 9.9 | 23.80 | ≦93 | ≦210 | ≧205 | ≧440 | ≧20 | |
410 | 202 | 7.75 | 9.9 | 23.80 | ≦93 | ≦210 | ≧205 | ≧440 | ≧20 | ||
410S | 202 | 7.75 | 9.9 | 23.80 | ≦88 | ≦200 | ≧205 | ≧410 | ≧20 | ||
410M4 | 202 | 7.75 | 9.9 | 23.80 | ≦88 | ≦200 | ≧205 | ≧410 | ≧20 | ||
410M5 | 203 | 7.75 | 10.1 | 24.30 | ≦88 | ≦200 | ≧205 | ≧410 | ≧20 | ||
420J1 | 202 | 7.75 | 10.3 | 23.80 | ≦97 | ≦234 | ≧225 | ≧520 | ≧18 | ||
420J2 | 202 | 7.75 | 10.3 | 23.80 | ≦99 | ≦247 | ≧225 | ≧540 | ≧18 | ||
WR-1 | 201 | 7.70 | 10.3 | 24.90 | – | ≦247 | ≧225 | ≧540 | ≧18 |
NSSとSUSが重複している場合には、NSS規格(成分、特性等)を優先して表示しています。
表面仕上げ
※NSSとは日鉄ステンレス株式会社の規格です。
区分 | JIS | NSS | 仕上げの内容 |
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熱間圧延製品 | N0.1 | 熱延後、熱処理・酸洗して仕上げたもの | |
CG | N0.1仕上後、JISR6001に定める適当な番手のエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げ たもので脱脂は行わない | ||
冷間圧延製品 | N0.2D | 冷間圧延後、熱処理・酸洗して仕上げたもの | |
NO.2DR | 冷間圧延後、熱処理・酸洗後ダルロールにて軽く冷間圧延をしたもの | ||
NO.2B | 冷間圧延後、熱処理・酸洗後適当な光沢を得る程度に軽く冷間圧延したもの。 | ||
N0.3 | JISR6001によるF100~F120のエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げたもの。 | ||
N0.4 | JISR6001によるF150~F180のエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げたもの。 | ||
#240 | JISR6001による240番まで研磨して仕上げたもの。 | ||
#320 | JISR6001による320番のエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げたもの | ||
#400 | JISR6001による400番のエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げたもの | ||
N0.9 | 320番より更に細かいエンドレスベルトで表面研磨をして仕上げたもの。 | ||
BA | 冷間圧延後、光輝・熱処理を施して仕上げたもの。 | ||
HL | 適当な粒度の研磨剤で連続した磨き目が付くように研磨して仕上げたもの。 | ||
N0.7 | #400仕上げより反射率が良いようにバフ仕上げしたもの。 | ||
N0.8 | BA仕上げのものを綿バフで高度の反射率を得るように仕上げたもの。 | ||
エンボス | 冷間圧延により片面のみ適度な凹凸模様をつけたもの。 (両面エンボスも可能) |
ご注意ならびにお願い
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